意味がわかると怖い話 復讐の黒魔術

意味がわかると怖い話 復讐の黒魔術

3ヶ月前に、轢き逃げで息子を亡くした男がいた。

その男は妻に先立たれており、息子だけが家族であり生き甲斐だったのだ。

だから、犯人をどうしょうもないほど憎んでいた。

ひき逃げ犯は捕まったものの、現在の日本で復讐は認められていない。

そんなある日のこと。

男は、古本屋で「悪魔召喚」と書かれた一冊の本を目にした。

こんなオカルトや黒魔術のようなことを、信じてはいない。

でも、男はそのとき藁にでもすがる思いだったのだ。

男は、「悪魔召還」を購入し、実践してみることに。

驚くべきことに、本の通りにやってみると、悪魔が目の前に現われたのだった。

そして、男に問いかけてきた

悪魔「お前の望みは?」

男「・・・息子を殺した奴に復讐がしたいんだ!殺したいくらい憎い!」

悪魔「息子を殺した人間を殺してやろうか?条件は、{前払いでお前の死を貰うこと}だ。それでもいいか?」

息子を失ったのだ。

自分の命になどもはや価値はない。

男「ああ。それで構わない。俺の代わりに復習してくれ。」

悪魔「契約成立だな。」

数日後。

轢き逃げ犯は、謎の死を遂げたことが報道された。

でも、おかしいのだ。

男「前払いで、私の死、という約束だったはずだ。でも、私は死んでいない。どういうことなんだ?」

次の瞬間、男の前に再び悪魔は現れたのだった。

悪魔「契約は果たしたぞ。」

男「教えてくれ。あんたは、私の死、を奪ったはずだ。では、なぜ私は生きているんだ?」

悪魔「すべては契約どおり。{お前の死}はすでに、頂いている・・・・」

そういうと、悪魔は笑いながら消えたいったのだ。

解説
男は、「死」を奪われてしまったのだ。
つまり、この先何があっても死ねないということ。
「永遠の命」といえば聞こえはいいが、大切なものをすべて失った世界で死にたくても死ねないというのは、ある意味ではこれ以上ない苦しみなのかもしれない。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする