短編の恐い話 叔父の謝罪

短編の恐い話 叔父の謝罪

叔父にあたる人が、数年前に他界した。

亡くなった理由は、ギャンブルで借金を莫大にして、最終的には近所の山で、首を吊っちゃったのだ。

叔父さんは、首を吊る直前に、自分の奥さんに電話をしたらしくて・・・・

奥さんが、受けたその電話。

叔父の苦しそうな声で、

「ごおおおおおおおおっなさいいいいいい!!!」

「ごおおおおおおべえええんんんなさいいい!!!」

受話器越しに、おそらく「ごめんなさい」と言っていたようだった。

で、その後の、叔父さんの葬式でのこと。

都会ではどうか知らないけれど、こっちでは近所のお坊さんが家に来て拝んでくれる。

親戚一同と、会社の方や、近所の方方々が集まって来て、お坊さんも到着し、遺体のある広間で拝み始めてもらった。

拝み始めて、数分経った頃、その場の誰かの携帯が鳴ったのだ。

誰の着信だろうと思っていたら、棺桶の側に置いあった叔父さん当人の携帯が鳴っていた。

奥さんが、その携帯を確認しようとすると、

「ごおおおおおおおおっなさいいいいいい!!!」

「ごおおおおおおべえええんんんなさいいい!!!」

あり得ない大音量で、その広間に響き渡ったのだ。。。。

その場に私もいて、その声を聴いてしまった。

その後、うちの父が携帯を確認したのだが、その時間には着信は入っていなかったのだった。