意味がわかると怖い話 ネゴシエイターの失敗

意味がわかると怖い話 ネゴシエイターの失敗

ネゴシエイター、いわゆる交渉人。

ある刑事は優秀なネゴシエイターだった。

人質などを捕って立てこもった犯人と交渉する技術、彼の腕は一流で世界一と言ってもいいほどの刑事だった。

彼のやり方はとてもシンプル。

犯人の家族について話をして、自然と降伏させるような方法だった。

どんなに凶悪なテロリストでも、涙を流しながら武器を捨てて降伏してくるものだった。

ある日のこと。

刑事はその日休みで、デパートへと買い物に来ていた。

そのデパートで、たまたま凶悪な殺人犯が立てこもりを始めた。

その日の朝に、人を殺した犯人だった。

警察は、朝の殺人やデパートの立てこもりには気が付いていない状態。

犯人は、非常に興奮しており危険だ。

刑事は、自分が説得を試みようとした。

こういった事件は日常的に解決していたので、自信があったのだ。

犯人の年齢は若く、突発的な犯行に思えた。

相手の気持ちを落ち着かせながら、普段通りやれば大丈夫だと思えた。

しかし、交渉は失敗してしまったのだった。

そして、犠牲が出た。

解説
この話の解釈は2つできると思う。
最も考えられるのは、犯人が朝に犯した殺人というのが、自分の家族を殺めてしまったというもの。
自分の家族が憎かったなどのトラブルから家族を殺したとなると、「家族の話をして説得」というのは失敗でしかない。
そうなると、犯人を刺激したことにより、人質が殺されてしまった可能性がある。
もう1つの説は、可能性としては低いと思われるが。
刑事の家族や大事な人が、この犯人に殺されてしまっているということ。(朝の殺人)
その場合、刑事が犯人をその場で殺してしまったということも考えられる。