意味がわかると怖い話 尋常じゃない腹痛

意味がわかると怖い話 尋常じゃない腹痛

私の顔色はとても酷かったようで、上司は心配して帰宅命令を出してくれた。

同僚には「仮病でしょ?」とからかわれたりもしたけど、体調不良は本当だった。

お腹の激しい痛みと、吐き気。

冷や汗かきながら帰宅することに。

会社から駅までは徒歩5分。

少しの距離なはずなのに、今の私には長い距離に感じた。

通り過ぎていく人たちは私の顔を見ている気がした。

私が80キロあるからかもしれないけど、具合悪そうだからだよね、きっと。

お腹痛い。

便秘のせいなのか、お腹はパンパンに張っていた。

尋常じゃない痛みで、めまいもしていた。

歩くもつらい状態だった

やっとのことで、駅が見えてきた。

私は真っ先に駅のトイレに駆け込んだ。

洋式トイレで踏ん張ろう。

便秘解消に励むことにした。

このときの腹痛はピークに達していた。

力むと、とにかく痛かった。

痛い・・・痛い!・・・痛い!!

数十分踏ん張っただろうか・・・

やっと出た。

水洗トイレじゃなくて、ドポンのタイプのトイレだったから詰まる心配はない。

フラフラしながらも立ち上がると、何かが切れる音がした。

深いことは考えずに、そのままトイレを後にした。

解説
この話の最も大きなヒントは「立ち上がるときに、何かが切れる音がした」という一文ではないだろうか?
そして、尋常ではない腹痛と吐き気。
おそらく彼女は、妊婦だったのではなかろうか?
切れたのは、へその緒だ。
つまり、トイレで踏ん張って出したのは、便ではなく赤ちゃんということになる。
ボットン便所に落ちてしまった赤ん坊は無事では済まないだろう。
彼女は大きな罪を犯し、犯罪者になってしまったのだ。