意味がわかると怖い話 事故による障害

意味がわかると怖い話 事故による障害

私は、数年前に事故に遭い障害をもってしまった。

家族や友人が見舞いに来て励ましてくれたのだが、しばらくの間は酷く落ち込んでいた。

そんな私を救っってくれたのは歌だった。

歌は、私が唯一の得意なものであり、生き甲斐だった。

それからというもの、毎日歌った。

朝も昼も夜も歌う。

だって、私の得意なことだから!

色んな人に歌を聴いてもらった。

歌を聴いて、友達は泣いていた。

お母さんも泣いていた。

「元気そうで良かった。」

と言われ、少し照れる。

単身赴任をしていた、お父さんが帰ってきたときにも聴かせてあげた。

すると、お父さんの顔は歪んだ。

そして、お父さんは走って部屋を出て行ったのだが、ドアは勢いよく閉めたのだと思う。

解説
事故による障害が具体的に何なのかは、語られていないが、おそらく耳が聞こえていないのではないだろうか。
最後の文章「ドアは勢いよく閉めたのだと思う」というところから、音が聞こえていないように感じられる。
その線で考えた上でだが、もしかすると・・・本人の歌がめちゃくちゃ下手だった可能性がある。
そもそも、家族や友人に歌を聴いてもらったときの感想が、「元気そうで良かった」というのも、少し違和感がある。
泣くくらい歌が下手だったとしたら、その感想も納得できるようにも思える。

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