意味がわかると怖い話 海亀のスープ

意味がわかると怖い話 海亀のスープ

ある男が、海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文した。

男は運ばれてきたウミガメのスープを口にすると動きが止まった。

そして、シェフを呼び出して聞いた。

「これは、本当にウミガメのスープなんですか?」

「はい。間違いありません。ウミガメのスープでございます。」

男はレストランの勘定を済ませると、帰っていった。

そして、次の日自らの命を絶ってしまった。

さて、男はなぜ自殺してしまったのだろうか?

解説
この話は有名な「ウミガメのスープ」である。
この物語の解釈は複数あると言われている。
その中で最もメジャーな解釈を、この解説では説明しておこう。
男は以前、船乗りだった。
あるとき船が遭難し、食べる物がなく飢餓に苦しんだ。
仲間の乗組員たちもバタバタ倒れ、死んでいった。
男はもう駄目かとあきらめかけたのだが、生き残っていた仲間の一人が海亀を捕まえることに成功し、それをスープにして飲ませてくれた。
そのスープのおかげで、何とか飢えをしのぐことができ一命をとりとめたのだった。
年月が過ぎ、男は海亀のスープを出してくれるレストランを発見した。
男は久しぶりに海亀のスープを口にしたのだが、昔食べた物と、味も食感も全く違っていて驚いた。
そして、気が付いたのだ。
昔食べたスープは、海亀の肉ではなく、同じ船で餓死した仲間の人肉だったことに。
人が人を食べてしまったことにショックを受けたのか、はたまた仲間を食べてしまったことにショックを受けたのか、男は耐えきれなくなり自殺してしまったのだった。