意味がわかると怖い話 突然の涙

意味がわかると怖い話 突然の涙

「どうした?ボーっとして。」

そう言って、加藤が俺の横に座った。

「いや、何でもないんだ。大自然は綺麗だなってさ。」

「そうだな。都会で生活してると、こういう山の景色って新鮮だよな。」

「・・・・ううっ。」

「お、おい。木村?泣いてるのか?どうしたっていうんだよ?大丈夫か?」

「お、俺さ。すごく、すごく大切なことを忘れている気がするんだ。大事な人達が離れて行ってしまうような気がするんだ・・・」

「急にどうしたんだ?大自然を前にして、涙腺が緩んでるのか?」

そう言って加藤は笑った。

「なあ、あの煙、なんだろうな?」

見ると、麓の方からうっすら煙が上がっていた。

その煙を見たら、妙な胸騒ぎがしてくる。

隣を見ると、加藤まで泣いていた。

そうだ、そうだったんだ。

俺たちは・・・・あのとき。

解説
二人とも事故で死んでしまった。
幽霊になり、事故現場を見ているようだ。

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