意味がわかると怖い話 占い師に言われた不吉なこと

占い師から不吉なことを言われた。

「今夜、あなたの一番大切なものが失われます。」

よく当たる占い師ということだったが、嫌なことを言われたものだから俺は信じないことにした。

しょせんは占いだ。あたるも八卦当たらぬも八卦でしかないのだ。

「ただいまー」

俺が部屋に戻ると、彼女は「おかえりー」と笑顔で玄関まで出迎えてくれた。

やっぱ、同棲って心が安らぐな。

外で嫌なことがあっても、家に帰るとホッとできるもんな。

俺と彼女は、二人でテレビを見ながら夕食を食べた。

そのときだった。

グラグラと部屋が揺れたのだ。

地震だ。

しかもかなりでかいぞ。

本棚や冷蔵庫が倒れた。

揺れが収まってから気が付いたのだが、俺の大事なPCが壊れてしまったようだ。

中身のデータがすべて無くなってしまった。

くそ、占い師の言っていたことはこれのことだったのか。

あの占い師、当たるじゃねえかよ・・・

冷蔵庫も壊れてしまったようだった。

本棚に冷蔵庫にPCか。

買い替えるのにいくらかかるんだか。

それでなくともカツカツの生活をしている一人暮らしの男には、痛い出費になりそうな予感だ。

解説
地震が起きてから、彼女の存在が消えている。
大事なものとは、PCのデータでも冷蔵庫でもなくて、彼女のことだったのだ。
しかも、記憶ごと消えてしまったようだ。

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