意味がわかると怖い話・死のかくれんぼ
「あと少しでご出棺だから、じっとしててくれる?!」
おじいちゃんはお葬式は、子供の僕たちには退屈だったんだ。
お葬式には、同い年くらいの親戚の子がたくさんいた。
何回か会った子もいるけれど、全然知らない子も何人かいた。
みんな、あまりに退屈でかくれんぼしようということになった。
でも、かくれんぼしていたらお母さんたちにこっぴどく怒られた。
他の子もみんな怒られてるみただった。
何でそんなに怒るのかが分からない・・・・
みんな怒られて落ち込んでいたら、バスが来たから乗った。
「うちは親戚が多いから。バスで火葬場まで行くんだよ。」
と、お母さん。
なぜか、一人だけバスに乗らないおばさんがいる。
慌てたように誰かの名前を呼びながら、走り回ってた。
そのまま、バスは出発。
お葬式っていうものは、いつもこんななのかな?
僕ら子供には、しずかにさせて、大人は大騒ぎ。
なんで、お葬式に、お巡りさんまで来るんだよ。
しかも、おまわりさんは僕らにまでいろいろ聞いてくる。
火葬した、おじいちゃんの遺骨が2人分あったとか、そんなこと僕に言われても分かるわけないじゃないか・・・
解説
火葬した遺体の2つのうち1つは、子供のものだったのでしょうね。。。。