意味がわかると怖い話 ジェラシー
長年付き合った彼女と、結婚することになった。
彼女は、とても嫉妬心が強い子。
俺が、他の女の子と話をするだけで、もう不機嫌。
でも、彼女本人は誠実で浮気をしないし、俺だけを見てくれている。
そんな彼女が好きで、俺は結婚を決めた。
無事に挙式を終え、ローンを組んで一戸建てを買った。
これからが、二人の新婚生活の始まりだ。
毎朝、妻が玄関から見送ってくれる。
夜家に帰れば、料理を作って待っていてくれる。
平凡だけれど、これが俺にとっての幸せだった。
数年後・・・
妻のお腹に新しい命が。
医者の話では、子供は女の子。
もちろん、俺は大喜び。
妻も、嬉しそうに自分のお腹を撫でている。
しばらくすると、お腹も膨らんできて、俺は妻のお腹に耳を当てて、生まれてくる我が娘のことが常に気になっていた。
俺は、妻と一緒にいる時間ずっと我が子を思った。
そんなある日のこと。
病院から、俺の職場に1本の電話が。
・・・妻が流産したというのだ。。。。
俺は、タクシーで急いで病院に向かう。
病院に着いてみると、流産は事実だった。
すぐに妻のところへ向かう俺。
妻は疲労の蓄積した、そして悲しみをかくしたような、なんとも言えない表情で窓の外を眺めていた。
「・・・残念だったな。。。」
俺が声をかけると、
「うん・・・・そうだね。。。」
と妻。
次にこう続けた。
「でも、また子供作る。死んでしまったあの子の分も、長く生きてくれる、元気な男の子を。」
解説は下へ。
解説
「俺」がお腹の中の子供に夢中になってしまい、妻は嫉妬したのだ。
お腹の中の子は、女の子だから・・・
ということは、流産も故意ということに。。。。