意味がわかると怖い話 不治の病の少女
その病室には、1人の少女が入院していた。
少女は、生まれながらに病気を抱えていて、それは治らない病だった。
不治の病だったために少女は、病室でばかり人生を過ごしてきた。
あるとき。
少女の前に、一人のお星さまが現れた。
お星さまは少女に語りかけた。
「あなたの願いを、叶えて差し上げます。」
少女は喜んでこう答えた。
「早く楽になって、病気を治して、友達をたくさんつくって、いっぱい遊びたい!」
「承知いたしました。あなたのその願い、叶えて差し上げます。」
・・・・10日後。
少女の治らないはずの不治の病が、治っていた。
病室から出た少女は、念願だった友達をたくさんつくることができた。
ただ、少女は不思議に感じていたのだ。
「私の友達が、すでに死んだ人達ばかりなのは、なぜなんだろう・・・?」
解説は下へ。
解説
少女の願い。
「早く楽になって」
おそらく、最も早く楽になる方法は、天国に行くことだったのだろう。
お星様は、少女の願いを叶えるために、あの世へと旅立たせたのだ。