短い怪談 2つの意味で怖い変態
この前。
下半身を完全に露出している変態に追いかけられた。
ははははははーー
と、笑いながら追いかけてくる変態。
すごく不気味な笑顔だった。
ずっと追いかけてくるのが本当に怖かった・・・・
でも、だんだん腹が立ってくる自分がいた。
「なんで、私を狙うの?」
と。
その怒りを糧に、戦ってみることにした。
振り返り、相手を突き飛ばすように変態へと向かって突進する。
突き飛ばしたはずなのに、変態の体は何も存在しないかのようにスーッとすり抜けてしまった。
変態は、
ははははははーー
と笑い続け、そのまま走り壁に吸い込まれるように消えてしまった・・・・
追われていると思っていたけど、そうではなかったみたい。