意味がわかると怖い話 疲労の多い毎日
連日の残業続きで、疲労はもうピーク。
今日は、週の終わりの金曜日。
明日から、いっときの休息が味わる。
切りのいいところで仕事を切り上げると、駅へ向かった。
今日も、最終の1本前。
そして、地下鉄の電車に乗り込んだ。
窓に打ち付ける雨の音が、心地良い。
ウトウトしてしまい、寝過ごしてしまいそうになる。
小走り状態で、なんとか電車から降りた。
駅を出ると、コンビニでいつもと同じくビールとつまみを買い、自宅へ向かって自転車を漕いだ。
解説は下へ。
解説
この話は、毎日の残業で疲労が溜まり、地下(地下鉄)なのに雨が降っていることのおかしさに気が付かなかったという怖い話なのだが・・・
地下鉄と言っても、電車が一時的に外を走ることもよくあることなので、怪談としては成立していないとも言える。
だが、もしもこの主人公が外を走らない電車を乗っていたとしたら、一体雨ではなく何の音だったのだろうか・・・・?
仮に、電車の窓を無数の手が叩いていたとしたら、非常に不気味に思えてしまう。