意味がわかると怖い話 視える人
ある男の話。
彼は、霊感が強った。
いわゆる「視(み)える」人なのだ。
ある日のこと。
彼は、3ヶ月ほど留守にしていた家に、久しぶりに帰宅した。
部屋に入ったとたんに、あり得ないくらいの喉の渇きを覚えた。
あわてて、冷蔵庫の中にあった牛乳パックを取り出すと一気に飲み干した。
最後の一滴まで飲み干した後で、彼は気が付いてしまった。
そして、恐怖し、絶望したのであった。
解説は下へ。
解説
3か月ぶりに帰ってきた我が家で、牛乳を飲み干したわけだ。
その牛乳のパックが開封済みか未開封かは知らないが、どちらにしても3か月も経てば腐っている。
おそらく生臭くヨーグルトのようになっていたのではないだろうか。
最初の「視える」という件は、後半全く活きてこない話である。