意味がわかると不思議な話 好意があると勘違い
その女は、僕の目の前でいつも本を読む。
晴れている日も、雨の日も。
僕に好意があるのだと思えた。
だから僕は、その女をデートに誘った。
結果はなぜか、NO。
「ごめんなさい。あなたに、興味はない。」
そう言われた。
この女は、なぜこんな行動をとるのか謎だった。
解説は下へ。
解説
いつも自分のそばに来る異性がいたら、勘違いしてしまう人もいるかもしれない。
でもこれは、電車内での話のようだ。
語り手の男がどの駅で降りるのかを知っているこの女は、座席確保のためにいつも男の前に行っていただけなのだ。
勘違いしてデートを誘ってしまった、この男。
なんだか可哀想である。