金持ちの優しさ

豪邸にて、金持ちの男が退屈を持て余していた。

「暇だし散歩でもするか」

独り言をつぶやくと、外に出て歩き出した。

しばらく歩くと、小汚い格好の男と出くわした。

小汚い男は、道端で雑草を食べているようだった。

金持ちの男は聞いた。

「君はなんで雑草を食べてるんだ?」

「はい。貧しくて食べ物を買うお金がないんです」

「そうだったのか、可哀想に。今からうちに来なさい。ご馳走するよ」

「え、いいんですか?ありがとうございます。それなら、妻と子どもも連れて行っていいですか?家で腹を空かしているんです」

金持ちは答えた。「かまわんよ。うちは庭が広いから」

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解説

金持ちの男は、自分の家の雑草を食べてもらおうと考えている。
つまり、庭の草むしりをしてもらいたいだけなのだ。